真・女神転生2TRPG 覚醒編   リプレイ風小説
<ゾンビ退治>

2001/11/18 加筆修正

*文中の読み方
一.GMとは、ゲームマスターのこと
二.各キャラクターの「 」はプレイヤーの会話
 .           『 』はキャラ発言 
 .           [ ]はキャラクターの行動
 .           ( )はプレイヤーの発言
 .           【 】は技名

0.キャラクター紹介
斉藤 隆(さいとう たかし)/愚者RDS(リディス)所属格闘/剛剣×4
斉藤 雪(さいとう ゆき)/愚者RDS所属。隆の妹魔法/ブフ×1・回復×3
高田 穣二(たかた じょうじ)/愚者神寺院 特殊課カルト/神通力×4
小唄町 典華(こうたまち のりか)/愚者無所属ウイップマスター×4
双葉 葵(ふたば あおい)《NPC》RDS本部長ハイテク/?

1.RDS 出撃−隆・雪
GM「市原ビルの一室、RDS北支部。そこに、隆と雪の 兄妹はいます。
   モニターを背に、上司のRDS本部長 双葉 葵がいます」
双葉(GM)『隆。A-26区画の墓地にいつものゾンビとは 違うヤツが出現したようだ。
       被害が出得る前に始末してくれるか?』
隆『了解! 雪!行くぞ』
雪『はい。お兄さま』
GM[では、RDSの 隆と雪は墓地へ移動します。]


2.神寺院 調査開始−穣二
GM「えーと、次は穣二さんの番ね。どこにいますか?」
穣二「うむ。拙僧は、神寺院の課長命令で墓地の調査任務を受けています。なので、墓地にいます」
GM「了解。何かすることはある?
穣二「別に有りません」
GM「組織所属者は導入がらくでいいや。」
 
3.散歩−典華
GM「はい。じゃあ、小唄町さん。」
典華「暇なので、散歩と称して、墓地にいます。」
GM「なんかご都合主義だな・・・まあいいや。よし、それじゃ、みんな墓場に移動したね。」


4.バトル・イン・グレイブヤード
GM「では、隆、雪。あなた方は墓地にやってきました。 あ、現在時間は夜ね。
 墓石は、西洋風って いえばいいのかな? 土葬墓地で墓石がたってるの。」
隆『ほう、ここか・・・。雪、何か感じるか?』
雪『はい、かすかに妖気を感じます。』[墓地の端を指さして]『あ、お兄さま。あそこに誰かいますが?』
隆『おや?典華さんじゃないか。[典華に近づいて話しかけます]『よっ元気かい?』
典華『あら、こんばんわ。どうしたの? 兄妹そろって』
隆『ああ、典華、ちょっと力を貸してくれないか?いや、ゾンビがいるらしいからそいつを退治するんだ。 』
典華『いいわよ。どーせひまだから。そのかわり 私にも分け前くださいね?』
隆『ま、まあね。3/1でいいよな?(ちっ、ただでこき使ってやろうと思ったのに)』
GM「では、雪さんは 墓地の中央で戦っている気配を察知します。」
雪[墓地の中央を指して]『お兄さま。あちらで、争っている音が・・・』
隆『なに、現れやがったか!雪、典華行くぞ!』
典華『あいよ、わかったよ』
 
5.瀕死の穣二
GM「穣二はゾンビ2体と戦闘中だね」
穣二「ええ。では、私の攻撃」『冥府よりさまよい出し魂よ!今こそ有るべき所へ帰れ!【柏手払い】』
GM「さいころはっと(ころころ)、ゾンビ抵抗」
穣二「う・・・。手たたいただけか。」
GM「ゾンビの攻撃、命中OK。穣二、回避は?」
穣二「ほい!(ころころ)失敗。ダメージを」
GM「17点のダメージね。」
穣二「うむ。痛いなあ。えーと、防具で4点止めて13点・・・。『うへ、やっぱ一人じゃ辛いなあ。』
 しかもこいつらふつうのヤツより強いし」
GM「確かにゾンビとしては、強いですねえ。まあ、何か有るんでしょう」

隆「マスター、どうしてかわからないんですか?」
GM「わかりません。まあ、場所が場所なだけに、影響を受けているのでしょう。でも異界化はしていないよ。」
雪『お兄さま。ここは 死者の魂が集まるところ。その魂が力を与えているのでは無いのですか?』
GM「お、雪ちゃん。なかなかの名推理。」
穣二『どーでもいいから、早く助けてクレー。 もう一回受けたら死んでしまうよー(泣)』

GM「はい、じゃあ、第二ラウンド早い典華さんから。」
典華「では、サソリ鞭の2回攻撃!両方ともにゾンビAに命中!19点に15点」
GM「うげ、ライフ半分もって行かれた・・・」

隆「次は俺の番だな。ゾンビBに剛剣特技【秒の剣】!『くらいやがれーー!』命中!」
GM「回避失敗・・・。ダメージどうぞ」
隆「おう!木太刀15に秒の剣の10、ダイスで8。合計33点。」『死んだろ?』
GM「元から死んでるって(笑)。ゾンビB崩壊」

雪「魔界魔法【ディア】を、穣二さんに使います。20点の回復です」『大丈夫ですか?』
穣二「花血出るほど回復。『ありがてえ!恩に着るぜ、お嬢さん。しかしあんたら強いなあ』
 と言いつつ通常攻撃でAに。命中は成功」
GM「(ころころ)うーむ、目が悪い。ではダメージを。 いや、いらない。
 ライフ残っていないから ゾンビAは崩壊です。くそー、もう少し重傷にしたかったな」

 
6.ボス弱し!
GM「むう。ほとんど無傷かよ。だが、今度は死なす!あなた方の前 に、ぬらーと今までのヤツとは違う
ゾンビが現れるね。 <コープス>だ。」
隆『まだ いやがるのか!』
雪『お兄さま。おそらくあれが 双葉さんのおっしゃっていられた強力なゾンビと思います。』
隆『だろうな。よし、みんな気合い入れて行くぞ』
一同『おう!』
GM「(にこやかに)気合いはいってんなー。番長じゃないんだから声そろえなくて良いのに・・・。
 しかし、なんか1ターンで倒しそうだね。」
 <マスターのこの予感は当たっていた。しかも、GMに取って最悪の方向で・・。>

GM「では、ボス戦闘開始!はじめに典華さん」
典華「じゃあ、サソリ鞭の2回攻撃は両方とも、特技【ヴァイパー】を使用します。(ころころ)
 あ、両方ともぞろ目。直感で回避してね。」
GM「なに?2回ともクリット?待てよ。おい」

典華「サソリ鞭9と技で10。基本値が19ね。えーと、一回目のさいころ8。で、27。倍で54点。
   2回目、10。29で倍で58点。生きてますか?」
GM「おいおい。設定体力なんぼか知ってるか?42点だよ。一撃目で死んでるよ。
   しかも、命運 使っても、二撃目で改めて死亡。命運形無し!」

典華「やったー!ボス倒したよー!」
隆「あっさりと終わったな」
雪『お兄さま、そのようですね』
穣二「おれ、瀕死追っただけ?」
GM「瀕死のゾンビ倒したことになってるから安心して。
   えーと(頭かきながら、ぽりぽり)そのまま後日談に行こう」
 
7.−後日談
隆『典華、どうだ、俺達の所にきて一緒に仕事し ないか?』「と、無所属の典華をRDSに誘います」
典華『ごめんな、隆。私は群れるのは嫌いなんだ。まあ、何かあったら手伝うからさ。又呼んでな』
隆『そうか。残念だな。さ、雪帰るぞ』
雪『はい。お兄さま。典華さん・僧さんもお気をつけて』
隆[隆と雪は、典華らと別れます]


典華『さーて、私もすみかに帰るか。じゃあな。』と言って、典華も退場します。
穣二『ふむ。さて、院に帰って報告書でも書くか。』って、しまった!名乗るの忘れた!
GM「かくしてシナリオの終了です。ご苦労様。そして、穣二さんはご愁傷様」
 

>編集したので 少しは読みやすくなったと思います。東(2001/11/18)